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PUMA、2020年12月期 連結決算
減収減益になるも、回復傾向が鮮明に

update: 2021/03/05

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PUMA、2020年12月期 地域別・商品別売上高(表2)

PUMA、2020年12月期
地域別・商品別売上高(表2)

通期の地域別の売上高は、「EMEA」が19億8,200万ユーロ(約2,497億3,200万円、同)、0.9%減とほぼ前年並みで着地した。コロナ禍の影響を考慮すると、健闘したと言えるだろう。なお為替ニュートラルでは、1.5%増と増益を達成している(表2を参照)。

商品別の売上高は、主力の「Footwear」(シューズ)が23億6,700万ユーロ(約2,982億4,200万円、同)、8.2%減と苦戦した。「Apparel」は19億7,400万ユーロ(約2,487億2,400万円、同)、4.6%減。第4四半期(10−12月)に限定すると、為替ニュートラルで全地域において増収を達成した。

財務面は比較的、安定している。総資本が増加し、自己資本が減少したため、自己資本比率が低下した。商品回転率、粗利率の減少により、交差比率が低下している。通期の売上収益は、2019年度と比較して2ケタの増収を計画する。