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デサント、2021年3月期 第3四半期
長引くコロナ禍で減収、損失に

update: 2021/02/09

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EC比率が順調に上昇

ブランド別では、前述の通り「アンブロ」の下げ幅が少なかった。売上高は46億円(9.8%減)。主力の「デサント」ブランドは売上高285億円(27.5%減)。Anta社との合弁による中国市場での展開は120億円(48.1%増)と好調だった。「ルコックスポルティフ」は182億円(27.5%減)。「アリーナ」が33億円(35.3%減)と苦戦し、「アンブロ」の売上規模を下回った。

強化ポイントの1つ、国内の直営店・ECビジネスは、ECが売り上げを順調に伸ばしている。売り上げに占める直営店比率は12%(前年同期比並み)、EC比率は9%(同4ポイント増)にまで高まってきた。

通期業績は、コロナ禍からの回復が遅れると予測。昨年7月に公表した業績見通しを下方修正している。連結売上高960億円(22.9%減)、営業損失20億円(前期は営業利益3億7,900万円)、経常損失12億円(前期は経常利益4億5,600万円)、当期純利益50億円(前期は当期純損失24億8,100万円)の計画だ。