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スポーツ上場5社、2016年12月期 第3四半期まとめ(上)
外資3社は順調な推移に

update: 2016/11/16

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日本市場(アディダス ジャパン)の業績は、売上高が7億3,600万ユーロ(約839億400万円、同)、42.0%増と好調な推移だった。売上高総利益率(粗利率)は49.4%(1.4ポイント増)、営業(セグメント)利益は1億5,700万ユーロ(約178億9,800万円、同)、74.6%増と大幅な増益となった。売り上げのうち、「アディダス」ブランドが6億6,000万ユーロ(約752億4,000万円、同)、40.0%増、「リーボック」ブランドが7,700万ユーロ(約87億7,800万円、同)、56.0%増だった。トレーニングやランニングカテゴリーなどがけん引役になったという。

通期では、連結ベースで10%台後半の増収を予想している。各地域も増収の計画で、日本ディビジョンも2ケタの増収計画だ。

PUMA(プーマ)は連結売上高が26億6,800万ユーロ(約3,041億5,200万円、同)、6.4%増と堅調な推移だった。営業利益(EBIT=税引前利払い前利益)は1億1,300万ユーロ(約128億8,200万円、同)、32.9%増。

地域別では、主力のEMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ)が売上高10億8,400万ユーロ(約1,235億7,600万円、同)、9.8%増と健闘した。Americas(米州)は9億4,600万ユーロ(約1,078億4,400万円、同)、0.4%増(現地通貨ベースでは7.6%増)。Asia/Pacific(アジア・太平洋)地域は売上高が6億3,700万ユーロ(約726億1,800万円、同)、10.3%増(同9.3%増)。中でも、ChinaおよびIndiaが2ケタ成長を達成した。

部門別では、主力のFootwear(シューズ)が売上高12億1,100万ユーロ(約1,380億5,400万円、同)、5.7%増(同11.0%増)とけん引役になった。(続く)