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エスエスケイ、2016年7月期
各カテゴリーが伸び、増収増益を達成

update: 2016/10/18

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自社品、ベースボールが2期連続で増収

決算会見に臨む佐々木恭一社長

決算会見に臨む佐々木恭一社長

野球用品や「ヒュンメル」「ジェーンスタイル」など自社製品が健闘した。野球は新商材「プロエッジ」が専門店を中心に好調だったほか、「ヒュンメル」も106%と堅調な推移。特にライフスタイルシューズが140%と貢献した。「ジェーンスタイル」は下期(2-7月)が健闘し、103%と堅調に推移した。野球用品は2期連続で増収した。自社品の売上比率は15%(前期16%)と微減。早期に20%台を回復させる計画だ。

今期は、堅調な野球事業計画を再構築する。専門店・地域店・スポーツ店は伸張を計画し、大型店ではアパレル・アクセサリーを中心にパーソナルユースを主体に抑えた予算を組む。野球トータルでは、前年並みの計画だ。「ヒュンメル」では、アパレルを経験したブランドマネージャーを招聘し、アスレチックとライフスタイルの融合を目指す。ライフスタイルのアパレルも視野に入れ、5年後に50億円を目指す。

通期は売上高536億円(1.7%増)、営業利益8億5,000万円(104.8%増)、経常利益10億円(46.0%増)の増収増益を目指す。営業利益率1.5%台を計画している。佐々木社長は、「2年かけて収益構造の改善を進められた。今期も増収増益を目指したい」と抱負を語った。また、今期も前期同様に、「①自社品の強化、(粗利率改善に貢献した)②仕入在庫予算管理制度の徹底、③戦略店=優良店との関係強化、④B to Bサイト「SSK-NET」の拡大、⑤新規ビジネスへの挑戦」(佐々木社長)という取り組み目標を掲げた。