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アシックス,ダンロップスポーツ,adidas Group,PUMA,UNDER ARMOUR,inc
スポーツ主要5社 2015年12月期(下)
各社、生き残りをかけ、独自路線を強化する傾向に

update: 2016/03/09

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アンダーアーマー、成長にはずみ

一方、北米に強力な地盤を築いているアンダーアーマーは、順調に業容を拡大している。増収増益を達成したものの、利益率はやや低下した。収益面ではやや低下したが、引き続き高収益性を保っている。

当期の売上高も前期同様、2ケタ増を達成した。今期も25%増と高い成長率を計画している。日本国内では、代理店のドームを介し、レディス市場を開拓するなど新しいニーズの掘り起こしに力を入れている。やや経費の増加が改善点だと思われるが、当面、成長基調が続くことは間違いないと推測される。

プーマは難しい決算になった。ケリング傘下に入って以降、ファッション性を加味したライフスタイル提案を強化してきたが、収益面では増収を達成したものの、利益面は減益を余儀なくされた。

スポーツにルーツを持つライフスタイル市場が世界的に隆盛を誇っている昨今、ファッション要素を伴った商材に強みを持つ同社には、追い風であることは間違いない。アーティストのリアーナを起用した協業モデルの反応が良好で、今後もウイメンズ市場の強化は同社の重点ポイントでもある。