ゼット 2015年秋冬シーズン
update: 2015/02/19
「コンバース」──競技+周辺アイテムで提案
「コンバース」は売り上げが106.9%と堅調に推移している。過去8年間、右肩上がりで伸びており、国内シェアのトップを争うまでに成長した。消費増税の影響はなかったが、昨秋以降、店頭の動きが鈍化しているという。消費マインドが冷え込んでいると見る。
上代の上げ幅を抑えつつ、機能性やデザイン性など付加価値を盛り込んで差別化を図ろうとしている。チーム受注を獲得していくほか、オフ着の「バックコート」で18歳以上のバスケファンを取り込もうとしている。アメリカをテーマにした「オーセンティック USA」というオフシーンを主体にした個性派商材も展開する。
昨今、スリーオンスリーなどで、ストリートファッションの再興が見られるという。カジュアルテイストを含んだ「バックコート」は、このストリート系のニーズを取り込める可能性がある。軸足の競技を強化しつつ、周辺商材でも広がりを持たせようとしている。