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スポーツ関連企業の合同展「SIMEx2020」
出展社、来場社が増加

update: 2020/02/03

「SIMEx2020」の会場風景 (写真は大阪展)

「SIMEx2020」の会場風景
(写真は大阪展)

スポーツ関連の企業が共同で顧客の開拓を目指す合同展示会「SIMEx2020」(シーメックス)が1月、東京・大阪の2会場で開催された。前回開催の6月より出展社数(前回は9社。大阪展は8社)が増え、16社(大阪展は15社)に拡大した。来場社数も増え、東西で600人近くが詰めかけた。

課題は“継続性”

「SIMEx2020」。 今回は16社が出展した

「SIMEx2020」。
今回は16社が出展した

同展示会は、「Sports Innovation Meeting & Exhibition」の頭文字を取って「SIMEx」(シーメックス)と命名した。昇華プリントのユニフォームを製作するアクラム(奈良県北葛城郡)と、野球グラブメーカーのATOMS(奈良県桜井市)が発起人となり、開催している。1年前は東京展のみだったが、昨年6月には始めて東京と大阪の2都市で開催。今回も東西での開催となった。

合同展を開催するきっかけは、大手メーカーのように1社での集客が難しかったこと。出展社は比較的、事業規模が小さい企業で、合同展を開催することで集客力を高められるメリットがあった。

「アクラム」のブース。 継続性が重要だと考えている

「アクラム」のブース。
継続性が重要だと考えている


発起人は前述の2社だが、主催者は出展社の全てという位置付けだ。各社が積極的に来場者を募り、商談成立へつなげるという積極姿勢を促す狙いがある。回を重ねるごとに出展したいと申し込んでくる企業が増えてきた。スポーツ関連企業がメーンで、自社製品をどうアピールすればいいのか、どう売り込めばいいのか悩んでいるケースが多いそうだ。

展示会に対する注目度や知名度は高まっており、今後はいかに商談成立の確立を高めていくかが焦点となる。出展社のブースに集まる来場者の数には当然、差がある。出展社には、「粘り強く、継続して出展、営業活動に取り組む大切さを知ってほしい」(アクラム)と考えている。次回の開催は、今年6月に予定している。今回と同様に、東京と大阪の2会場で開催予定だ。