アシックス デイサービス事業
「トライアス」の施設展開が拡大
update: 2015/10/09
アシックスが昨年(2014年)9月から展開し始めたデイサービス施設事業「Tryus」(トライアス)が計画通りに拡大している。昨年来、本社のある地元・兵庫県へ順次、施設を開業。今年11月1日には新たに2つの拠点において、利用者の受け入れを始める。今回の2施設が加わり、展開拠点がトータルで5カ所に拡大する。
スポーツで培ったノウハウを活用
昨年9月、兵庫県西宮市に「Tryus」の第1号施設を開業した。機能訓練に特化したデイサービス施設で、同社が独自に開発した運動サービスプログラム「DUAL SPARK(デュアルスパーク)」(商標申請中)が大きな特徴だ。トレーニングの効果を数値化する点が最大の特徴だという。また、各施設の立地環境に適した限定トレーニングも提供する。
日本では今後、介護を必要とする高齢者の人口が増えていくことが予測されている。同社では、スポーツ競技シーンで培ったノウハウを活かし、介護事業をサポートする狙いがある。介護を必要とせず、自力で生活ができる状態を指す“健康寿命”を伸ばすことが目的だ。
昨秋スタートした1号施設「トライアス西宮」は、すでに目標を上回る利用者が集まっているという。2号、3号施設の「トライアス芦屋」(兵庫県芦屋市)、「トライアス神戸西」(兵庫県神戸市西区)においても、無料体験希望者が多いそうで、反応は上々だ。