アシックス、第8回インベストメントデイ──インド・アジアにおける成長戦略
ランニングを軸に消費地として市場開拓を強化
update: 2023/06/07
インドで2026年度に売上額1億米ドルを目指す
今回のインベストメントデイでは、潜在能力が大きいインド市場における現状認識と今後の取り組み策も公表された。同社がインドで強みにしているのはランニングシューズ。国内最大のマラソン大会「タタムンバイマラソン」を協賛するなど、グラスルーツでもユーザーの開拓に力を入れている。
今後はシリアスランナーに加え、ランニングブームで広がりを見せている中間層やエントリー層のランナーも積極的に取り込んでいく。ボリューム層のファンをさらに増やしていく計画だ。
インド(アシックスインディア)における売上規模を2026年度までに1億米ドル(約139億円、1米ドル=139円で換算)まで伸ばす中期計画を立てている。昨年の2022年度は売上高が3,800万米ドル(約49億7,800万円、1米ドル=131円で換算)、営業利益率が18.8%(約9億3,500万円、同)と過去最高を記録した。今期(2023年度)は5,300万米ドル(約69億4,300万円、同)の見通し。今後3年間で倍増させる計画だ。