ゴールドウイン、今秋からスパイバー社と共同開発した構造タンパク質素材採用のアパレル製品を拡大販売
update: 2023/03/27
ゴールドウインが今秋から、グループ企業のSpiber(スパイバー)社と共同開発した構造タンパク質素材「Brewed Protein™」(ブリュード・プロテイン)を採用したアパレル製品を拡大、販売する。量産体制が整ったため、国内外での販売をブランド横断型で本格化する。
5ブランド横断、国内外で本格展開
「Brewed Protein™」は、ゴールドウインとスパイバー社が2015年から、共同で実用化へ向けて開発を進めてきた環境配慮型の新素材。蜘蛛の糸に着想を得た素材で、安定品質、量産体制の構築が大きな課題だった。2019年から順次、アパレル製品を発表し、一部は発売までこぎ着けていたが、生産量が限られていた。
2022年春から、スパイバー社がタイにおいて量産プラントにおける生産を開始。徐々に量産体制が整っていき、開発着手から8年目にしてブランド横断型のアパレルコレクションを公表できるまでになった。
2023年秋冬シーズンから構造タンパク質素材「Brewed Protein™」を採用したアパレル製品を取り扱うブランドは、「ザ・ノース・フェイス」「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル」「ゴールドウイン」「ウールリッチ」「ナナミカ」の5つ。アイテムはダウンジャケットやコート、パーカなどのアウター類をまずラインナップした。今後もほかのアイテムを企画、販売する計画だ。
販売先は国内の店舗のほか、国外の店舗でも取り扱う。今年9月からは、東京・丸の内ビルディング内にPOPUPショップを開設する。公式サイトは、 https://spiber.goldwin.co.jp/ 。