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住友ゴム工業、ゴルフ事業で「ダンロップ」ブランドの価値向上を加速

update: 2022/02/08

「ダンロップ」ブランドの価値向上を本格化する。 契約プロゴルファーのキャップに 「ダンロップ」ブランドのロゴを明記

「ダンロップ」ブランドの価値向上を本格化する。
契約プロゴルファーのキャップに
「ダンロップ」ブランドのロゴを明記

住友ゴム工業が今春から、ゴルフ事業において「ダンロップ」ブランドの価値向上への取り組みを加速させる。契約プロゴルファーが着用するキャップのロゴを現状の「スリクソン」から「ダンロップ」へ変更するほか、スポーツ関連事業の国外会社も「DUNLOP」を冠した名称に変更する。

契約プロのキャップにロゴを明記

2017年に完全自社ブランド化した「DUNLOP」(ダンロップ)ブランドは、世界規模で展開できる体制が整った。テニス事業においては、いち早く統一化の施策が進んでいる。「スリクソン」ブランドをメーンにしていたテニスビジネスだが、「ダンロップ」とのダブルネームでラケットなどの製品を展開するようになった。

ゴルフ事業では「ゼクシオ」ブランドという大黒柱があり、「スリクソン」もシリアスゴルファー層を中心に知名度が高い。従来は日本をはじめとしたアジア商圏での活用に限定されていた。今回の施策はこうした既存ブランドへの影響を最小限に止めながら、「ダンロップ」ブランドの認知度向上を狙う方針と見られる。

手始めに、今年3月以降に開催されるゴルフの世界大会において、契約プロゴルファーが着用するキャップの後頭部のロゴを「スリクソン」から「ダンロップ」に変更する。また、豪州やタイなどの販売・製造子会社の社名を、従来の「スリクソン」を冠したものから「ダンロップ」に改める。

今後は既存ブランドの「ゼクシオ」「スリクソン」「クリーブランドゴルフ」に加え、4つ目の柱として「ダンロップ」の価値向上にも力を入れる。