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デサント、ゴルフウエア「スリクソン」
今春からレディスモデルを販売
ターゲットは初心者から中級ゴルファー

update: 2019/01/29

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シリアスというイメージを払拭できるか

シリアスゴルファー向けの メンズとは異なる 客層を対象にする

シリアスゴルファー向けの
メンズとは異なる
客層を対象にする

展開する型数は計39型で、半袖シャツが14型と最も多い。ボトムスも10型と主力アイテムの1つだ。上代は半袖シャツが8,900円、スカート+レギンスが9,600円、ジャージージャケットが1万1,000円(いずれも本体価格)。発売は2月1日。ゴルフ専門店やスポーツチェーン店など、メンズ商材を扱っているチャネルで販売する。スカートとレギンスなどのセット販売は、ゴルフチェーンや量販店では定番になっている販売形態。基本的にセルフ販売のため、コーディネートが一目でわかる方がユーザーへ訴えやすい。

同社が手掛けるアスレ系ゴルフウエアで、メンズ・レディスを共に展開しているブランドには、「ルコックゴルフ」や「デサントゴルフ」がある(「カッター&バック」はメンズのみ)。いずれもメンズの強いブランドだが、「スリクソン」も然り。松山英樹プロなどが用具やウエアを使用していることもあり、特にシリアスでハードというイメージが強い。

このシリアスというイメージを払拭し、初心者のレディスゴルファーにどこまで新しいブランドの世界観を伝えることができるか。店頭でメンズ商材と並べて陳列された時、ターゲット層が異なるという齟齬が起きないだろうか? シリアスなブランドイメージとタウンでも着られるほどのデザイン性をどこまで融合することができるだろう。この辺りが販売拡大のカギを握っているのではなかろうか。