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アシックスジャパン、国内最大の旗艦店
「アシックス原宿フラッグシップ」をオープン

update: 2017/10/18

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ブランドの最新の世界観を発信

「アシックス原宿フラッグシップ」。 「ホグロフス」はタウンユースを意識

「アシックス原宿フラッグシップ」。
「ホグロフス」はタウンユースを意識

アシックスでは、今回の原宿店のように、エンドユーザーと直に接する取り組みを強化している。いわゆる“DTC(Direct To Consumer)”と呼ばれる事業だ。アシックスジャパンの原敏文(はら・としふみ)DTC統括部長は、DTC事業について「一番、大事なことはエンドユーザーと直接、交流できる場所であること。中期経営計画にも謳っていることだが、顧客基盤の拡大・新規客に対し新商品を開発していくこと、がDTC事業の目的だ」と説明する。「スポーツシーンが広がっている昨今、“アスレジャー”のマーケットへ向けて発信していこうと考えている」(原統括部長)。

このDTC統括部は各支社にもあるそうで、ジャパン社では“新しいことに挑戦する”ことを取り組み課題に掲げている。前述の「ASICS FITNESS LAB」などはその最たる例である。また、インバウンド客を意識し、空港に商品を届けるサービスにも取り組む。卸先のショップインショップへの相乗効果も期待できると考えている。「卸先の各店舗に適した、あるいは強化点のアスレジャーに見合った売り場の構築にも活用できる」(原統括部長)。

「アシックス原宿フラッグシップ」。 「アシックスタイガー」は心斎橋のコンセプトを採り入れた

「アシックス原宿フラッグシップ」。
「アシックスタイガー」は心斎橋のコンセプトを採り入れた

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京都)が展開する共通ポイントサービス「Tポイント」と提携している同社。そのデータベースの活用により、原宿店への効率的な集客において、「成果が出始めている」(原統括部長)。イベントや商品企画の精度を高められる可能性もあるほか、海外での集客でも応用が可能になる。「トライ&エラーを続けて」(同)、新しいサービスや商品開発につなげる狙いだ。