ゼビオホールディングス、2024年3月期 連結決算──微増収、経費増で減益に
update: 2024/05/31
ゼビオホールディングス、2024年3月期
財務数値一覧（表1）
ゼビオホールディングスの2024年3月期連結決算は微増収となった。利益面は、経費増で減益に至った。「ゴルフ」が伸び悩んだが、「一般競技スポーツ・シューズ」が2ケタの増収と健闘した。
「ゴルフ」が苦戦、「一般競技スポーツ・シューズ」が2ケタ増に
連結の売上高は2,424億3,300万円（1.3％増）の微増収だった。主力の「ゴルフ」が微減したが、「一般競技スポーツ・シューズ」が好調に推移した。売上総利益率（粗利率）は38.3％（0.1ポイント減）とほぼ横ばい。販管費率が増加した影響で、営業利益が42億400万円（49.5％減）と大きく落ち込んだ。
同じく経常利益も54億500万円（41.5％減）と2ケタの減益に至った。当期純利益も25億9,200万円（52.0％減）と半減した。新規店やEC関連、システム開発コストが増えた影響で、利益が減少した。
ゼビオホールディングス、2024年3月期
部門別売上高（表2）
部門別の売上高では、主力の「ゴルフ」が823億2,000万円（2.1％減）と伸び悩んだ。「一般競技スポーツ・シューズ」は786億8,800万円（10.1％増）と2ケタの増収となった。「スポーツアパレル」は283億1,000万円（1.8％増）。「アウトドア・その他」が315億1,900万円（3.3％減）と苦戦した。
期末の店舗数は、895店（出47、退35）。「スーパースポーツゼビオ」業態が164店（出9、退4）、「ヴィクトリアゴルフ」が177店（出14、退2）。「エルブレス」が89店（出9、退1）。通期の業績は、連結売上高2,509億5,800万円（3.5％増）、営業利益60億200万円（42.8％増）、経常利益62億8,400万円（16.3％増）の増収増益を計画している。
