デサント、2024年3月期 第1四半期 連結決算──増収、持分法利益により経常段階で増益に
update: 2023/08/30
デサント、2024年3月期
第1四半期 財務数値一覧（表1）
デサントの2024年3月期第1四半期（4－6月）の連結決算は増収を達成した。損益面では、販管費増の影響で営業利益が減益となったが、持分法利益により経常段階で増益に至った。
経常利益、四半期利益が第1四半期としては過去最高額
連結の売上高は271億6,200万円（2.8％増）と微増収。売上総利益率（粗利率）は60.8％（1.8ポイント増）と改善したが、販管費率がかさんだ影響で、営業利益が19億5,100万円（22.9％減）の減益となった。
経常利益は、持分法利益22億7,100万円を計上したことで、44億9,000万円（34.3％増）の増益となった。第1四半期としては過去最高額を達成した。四半期純利益は31億9,100万円（35.6％増）で、同じく第1四半期としては過去最高額となった。
デサント、2024年3月期
第1四半期 地域別売上高（表2）
地域別の売上高では、「日本」が110億7,900万円（8.4％減）と苦戦した。「アリーナ」ブランドが12億9,800万円（7.5％増）と健闘。「デサント」ブランドは38億500万円（4.3％減）と減収になった。「韓国」も122億7,400万円（3.4％減）と苦戦。「China」（中国）が32億900万円（201.3％増）と大きく伸ばした。「デサント」ブランドがけん引役になった。
通期の業績見通しに変更はない。連結売上高は1,270億円（5.3％増）、営業利益85億円（9.1％増）、経常利益130億円（11.4％増）の増収増益を計画している。
