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Foot Locker,Inc. 2022年1月期 第2四半期
コロナ禍から復調、増収・黒字を回復

update: 2021/09/10

Foot Locker,Inc. 2022年1月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

Foot Locker,Inc. 2022年1月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

米国のスポーツ系シューズやアパレルなどを扱う小売店、Foot Locker,Inc.(フットロッカー社)の2022年1月期第2四半期(1-6月)連結決算は、コロナ禍の影響から回復し増収、利益を確保するに至った。

既存店が健闘

連結売上収益は、44億2,800万米ドル(約4,826億5,200万円、1米ドル=109円で換算)、36.1%増と2ケタの増収だった。コロナ禍の影響から復調した。売上総利益率(粗利率)は34.9%(10.0ポイント増)と大幅に回復した。

前年度の損失計上から一転し、営業利益5億4,600万米ドル(約595億1,400万円、同)を確保した。同様に、税引前利益8億7,100万米ドル(約949億3,900万円、同)を計上。四半期損益も6億3,200万米ドル(約688億8,800万円、同)と黒字を確保した(表1を参照)。

既存店ベースの売上高は前年同期比33.4%増と好調な推移だった。期末の店舗数は、2,911店(出28、退115)と減少した。主力の「Foot Locker」業態は、米国内が827店(出2、退23)、欧州が618店(出11、退17)とそれぞれ減少している。アジアは26店(出6)と増加した。

「Footaction」は211店(退29)とスクラップが進んだ。「Champs Sports」は528店(出1、退12)。「Kids Foot Locker」も409店(出4、退17)と削減した。