CALLAWAY GOLF COMPANY、2021年12月期 第2四半期
増収を達成、利益を確保

update: 2021/08/25

CALLAWAY GOLF COMPANY（キャロウェイゴルフカンパニー）の2021年12月期 第2四半期（1－6月）連結決算は、主力のゴルフ用品が復調し増収を達成した。損益面では、前年同期の損失計上から一転して、利益を確保するに至った。

Topgolfとの合併で資産が増加

期中に実施したTopgolf International,Inc.（トップゴルフ社）との合併により、財務数値が大きく変化している。打球を追跡するシステム「トップトレーサー」やスポーツ施設を運営するトップゴルフ社はサービスの提供がビジネスのメーンのため、製品事業である「キャロウェイゴルフ」と分けて見た方が、より実態に近い実績になる。従来のゴルフ用品ビジネスに限定した業績も別途、触れる事にする。

連結売上高は15億6,500万米ドル（約1,737億1,500万円、1米ドル＝111円で換算）、111.8％増。営業利益は1億8,300万米ドル（約203億1,300万円、同）。四半期利益は3億6,400万米ドル（約404億400万円、同）と黒字回復した。

ゴルフ関連用品の売上高は11億5,100万米ドル（約1,277億6,100万円、同）、55.8％増と好調な推移だった。主力の「Golf Clubs」（ゴルフクラブ）が6億3,600万米ドル（約705億9,600万円、同）、56.2％増とけん引役になった。「Golf Balls」（ゴルフボール）も1億4,100万米ドル（約156億5,100万円、同）、50.3％増と売り上げが回復した。

地域別では、主要市場である「United States」（米国）が売上高10億3,000万米ドル（約1,143億3,000万円、同）、164.9％増とV字回復した。「Japan」（日本）市場も同1億3,300万米ドル（約147億6,300万円、同）、31.1％増と2ケタの増収だった。

財務面では、Topgolfとの合併で資産が増加している。自己資本の増加により、D/Eレシオが著しく改善した。通期の業績見通しは、連結売上収益が約30億米ドル（約3,330億円、同）。