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ティムコ、2021年11月期 第2四半期
増収、損失幅が縮小

update: 2021/07/20

ティムコ、2021年11月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ティムコ、2021年11月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

アウトドアブランド「フォックスファイヤー」などを手掛けるティムコの2021年1月期第2四半期(12-5月)決算は、フィッシング事業の健闘もあり増収を達成した。アウトドア事業も自粛要請の中、休業を余儀なくされたが、前年同期の実績を上回った。しかしコロナ禍の影響が残り、損失を計上するに至った。

フィッシング事業が健闘

第2四半期の売上高は15億300万円(39.9%増)と好調な推移だった。特に「フィッシング事業」が好調で、6億900万円(48.4%増)と大幅の伸びとなった。中でも「ルアー用品」が74.9%増でけん引役になった。損益面では、営業損失2,500万円を計上するに至ったが、前年同期より損失額は減少している(表1を参照)。

ティムコ、2021年11月期 第2四半期 事業セグメント別売上高(表2)

ティムコ、2021年11月期
第2四半期 事業セグメント別売上高(表2)

自粛要請による休業の影響もあった「アウトドア事業」だが、売上高は8億8,000万円(35.3%増)と健闘した。主力の「アウトドア衣料」は売上高7億7,300万円(35.7%増)と好調に推移した(表2を参照)。

財務面は安定している。潤沢な手元流動性資金、80%を超える自己資本比率など、当面の資金に不安はない。商品回転率や資本回転率などの「効率性指標」が全体的に低いので、この辺りが当面の課題だろう。

通期は増収、黒字回復を目指している。売上高31億700万円(16.5%増)、営業利益2,600万円、経常利益3,800万円の計画だ。