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ゼビオホールディングス、2021年3月期 第2四半期
コロナ禍で減収するも、利益を確保

update: 2020/11/13

ゼビオ、2021年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオ、2021年3月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2021年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は、コロナ禍の影響で大幅に減収するも、利益を確保した。主力の「一般競技スポーツ」が大きく落ち込んだ。

店舗数はほぼ横ばい

連結の売上高は908億8,600万円(22.7%減)で2ケタの減収。主力の「一般競技スポーツ」が苦戦したほか、各部門で売り上げが大きく落ち込んだ。売価の適正化に努めた効果で売上総利益率(粗利率)が40.4%(1.1ポイント増)と改善した。

販管費率は相対的に高まった。営業利益は2億1,300万円(94.8%減)と大幅に減少したが、利益を確保した。経常利益は4億8,500万円(88.9%減)だった(表2を参照)。

ゼビオ、2021年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオ、2021年3月期
第2四半期 部門別売上高(表2)

部門別の売上高では、主力の「一般競技スポーツ」が305億5,800万円(30.3%減)と大きく落ち込んだ。競技大会や部活が休止されたことが大きく影響したようだ。「ゴルフ」は287億7,300万円(14.0%減)だったが、自粛要請の解除後はクラブを中心に堅調な推移だった。「アウトドア・その他」は145億2,600万円(25.4%減)。「スポーツアパレル」は114億9,200万円(21.1%減)だった(表2を参照)。

期末の店舗数は863店(出16、退13)とほぼ横ばいだ。「スーパースポーツゼビオ」が165店(出3、退2)、「ヴィクトリアゴルフ」が159店(出3、退3)。「エルブレス」が76店(出2)。

非公表だった通期の業績見通しを開示している。連結売上高2,043億8,000万円(9.3%減)、営業利益26億9,000万円(48.7%減)、経常利益34億300万円(41.8%減)、当期純利益7億7,300万円(89.6%増)の計画だ。