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エービーシー・マート、2021年2月期 第2四半期
大幅に減収するも、利益を確保

update: 2020/10/19

エービーシー・マート、2021年2月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

エービーシー・マート、2021年2月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

スポーツシューズなど靴の専門店を展開するエービーシー・マートの2021年2月期第2四半期(3-8月)連結決算は、コロナ禍の影響を受けて、大幅な減収となった。オンライン販売が好調だった。厳しい商況だったが、利益は確保した。

レディースが大きく苦戦

エービーシー・マート、2021年2月期 第2四半期 品目別売上高(表2)

エービーシー・マート、2021年2月期
第2四半期 品目別売上高(表2)

連結売上高は1,021億5,200万円(27.1%減)と2ケタの減収となった。売上総利益率(粗利率)は50.5%(2.8ポイント減)と低下した。販管費率が42.1%(6.8ポイント増)と増加したこともあり、営業利益は85億3,800万円(66.3%減)と半減したが、厳しい市況下で利益を確保した。経常利益は91億9,000万円(64.4%減)だった。

品目別売上高は、厳しい商況下で軒並み2ケタ減となった。主力の「スポーツ」は605億3,700万円(26.7%減)、「レザーカジュアル」も125億4,200万円(23.0%減)と減収した。「レディース」が54億6,600万円(42.5%減)と大きく苦戦した。

期末の店舗数は、国内が1,033店(出33、退16)。「SC」(ショッピングセンター)への出店が23店(退7)と最も多かった。業態別では「ABCマート」が795店(出19、退8)。「ABCスポーツ」が32店(出5)と増加した。

通期の業績予測は、連結売上高2,206億円(19.0%増)、営業利益178億円(59.0%減)、経常利益187億円(57.8%減)、当期純利益122億円(58.9%減)。