デサント、2012年3月期連結決算
国内外堅調で増収増益に
update: 2012/05/14
デサントの2012年3月期連結決算は売上高830億2900万円(8.2%増)、営業利益47億7900万円(23.8%増)、経常利益49億1400万円(22.6%増)、純利益30億4500万円(18.2%増)で増収増益を達成した。中期経営計画「Compass2010」の目標数値を純利益、売上高経常利益率において前倒しで達成した。海外売上高がアジア地域を中心にした増収により278億4700万円、連結ベースの売上比率は過去最高の33.5%(4ポイント増)に達した。
アスレチックがけん引、ゴルフは復調、アウトドアが苦戦
海外の連結対象子会社の損益計算書について、2012年3月期から会計方針を変更した。従来は決算日の為替レートを基に円換算していたが、当期から期中の平均レートで換算する方法に変更した。そのため、前期2011年3月期の決算数値が一部異なっている。財務諸表も変更後の数値に基づいて作成した。参考資料として、従来の換算方法による2011年3月期の決算数値も併せて掲載している。
増収の要因で大きかったものは、地域では韓国、品目別ではアスレチック(競技)だった。韓国は引き続き好調で、213億円(38.3%増)と大幅に成長した。アジア地域全体では「ルコックスポルティフ」が引き続き増収し143億円(24.3%増)に拡大。アウトドアを切り口にした「デサント」が47億円(193.8%増)と順調に売り上げが伸びた。「マンシングウェア」は上海で苦戦したが、51億円(4.1%増)と堅調な推移だった。
アスレチックは、海外では韓国市場で「デサント」が続伸。「ルコック」「アリーナ」も好調だった。国内では「アンブロ」が引き続き好調を維持している。「ルコック」は堅調だったが「アリーナ」が苦戦した。連結ではトータル465億9000万円(16.4%増)だった。
ゴルフウエアは復調の兆しが見られる。国内は「ランバン スポール」「カッター&バック」が好調、「マンシング」「ルコックゴルフ」が堅調だった。海外は、昨年末で撤退した「ダンヒルリンクス」の影響が大きく、「ルコック」などが健闘したが106億円(1.9%減)とやや減収した。連結ではトータル300億2200万円(0.5%増)と減収傾向に歯止めが掛かった。
アウトドアは「ホールアース」の撤退分を好調な「マーモット」でカバーし切れなかった。国内外ともに微減。連結ではトータル64億1700万円(5.8%減)だった。
出店を強化、次期中計の策定進める
中計の最終年度に当たる今期は、本格的なランニングシューズの開発に本腰を入れる。韓国・プサンの開発拠点を活用する。新ブランド導入の可能性もある。また次期中計の柱の1つになる直営店舗の出店も重点課題だ。現在、国内で41店(アウトレットが21店)を展開中で、今後も増やしていく計画だ。
今期の業績見通しは売上高900億円(8.4%増)、経常利益53億円(7.8%増)、純利益35億円(14.9%増)。













