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アルペン、2020年6月期 第2四半期
収益性が改善、増収増益に

update: 2020/02/19

アルペン、2020年6月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

アルペン、2020年6月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

アルペンの2020年6月期の第2四半期(7-12月)連結決算は、一般スポーツ用品やゴルフ用品が健闘したこともあり、増収増益を達成した。販管費のコントロールも後押しした。キャンプ用品やアウトドア関連が好調だった。ウインター関連は暖冬の影響を受けて苦戦した。

ゴルフ、アウトドア関連が健闘

連結の売上高は1,148億2,900万円(2.8%増)で、堅調な推移だった。売上高総利益率(粗利率)は40.5%(0.6ポイント増)と改善。販管費率が37.7%(2.1ポイント減)と削減されたこともあり、営業利益が32億8,800万円(1789.7%増)と大幅に回復した(別表を参照)。

経常利益も40億9,900万円(382.1%増)と増益を達成した。四半期利益も23億7,400万円(338.9%増)と大幅な増益を達成した。商品回転率は微減し、交差比率も減少したが、収益性が回復した。

カテゴリー別では、「一般スポーツ用品」の既存店売上高が前年同期比を上回った。キャンプ用品や、タウンユースのアウトドア商材が健闘したほか、ラグビーワールドカップのプラス効果も表れた。「ゴルフ用品」は前年をやや上回った。昨年10月の消費増税の影響も見られたが、クラブの新製品の発売、暖冬によりプレー環境が整っていたこともあり、堅調な推移だった。

期末の店舗数は、「アルペン」が49店(2増、4減)、「ゴルフ5」が196店(3増、2減)、「スポーツデポ」が143店(1増、5減)、「ミフト」が10店(1減)で、計398店。売り場面積は24万8,203坪(5,097坪減)と減少した。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,399億9,000万円(5.1%増)、営業利益50億4,400万円(232.3%増)、経常利益62億1,800万円(115.3%増)、当期純利益25億1,500万円を計画している。