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ヒマラヤ、2018年8月期 第1四半期
店舗減が響き減収、経費抑制で利益を確保

update: 2018/01/10

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ヒマラヤ、2018年8月期 第1四半期 財務諸表(表1)

ヒマラヤ、2018年8月期
第1四半期 財務諸表(表1)

スポーツ小売店、ヒマラヤの2018年8月期の第1四半期(9-11月)決算は、店舗数の減少が影響して減収となったが、売上高総利益率(粗利率)の改善および経費抑制により、営業・経常段階で黒字を回復した。商品別では、「アウトドア用品」が健闘した。

アウトドア用品が健闘

連結売上高は、153億円(3.5%減)で、前述の通り、店舗の退店が影響した。そのほか「一般スポーツ用品」が、サッカーが主力のチームスポーツやラケットスポーツが伸び悩んだことで、前年同期比4.7%減と苦戦したことも影響した。「ゴルフ用品」も、価格競争が続いている影響で、同4.7%減と前年を下回った(表2を参照)。

一方「アウトドア用品」は、キャンプ用品が引き続き好調だったこと、またウエア類がタウンユースのニーズを取り込んで堅調に推移し、同7.4%増と健闘した。

粗利率は36.1%(0.3ポイント増)と改善した。季節商品の仕入れ精度を高めたことや、在庫管理の効果が表れた。販管費率は店舗運営費用の見直しを進めた結果、36.0%(3.0ポイント減)と削減に成功した。その結果、営業利益・経常利益が黒字回復した(表1を参照)。