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ヒマラヤ 2016年8月期 第3四半期
ウインターなど冬物が苦戦し、減収減益に

update: 2016/07/12

ヒマラヤ、2016年8月期 第3四半期 財務諸表

ヒマラヤ、2016年8月期
第3四半期 財務諸表

ヒマラヤの2016年2月期第3四半期決算は、ウインターなど冬物が苦戦し、減収減益になった。ランニングブームなどに後押しされ、シューズが健闘した。通期の業績見通しは変更していない。

ゴルフ、アウトドアが健闘

ヒマラヤ、商品別 対前年同期比

ヒマラヤ、商品別
対前年同期比

同業他社のスポーツ小売店の例に漏れず、記録的な暖冬の影響でウインタービジネスが苦戦したこともあり、厳しい第3四半期になった。売上高総利益率(粗利率)も1.6ポイント減少した。その影響で、利益も軒並み減少した。

商品別では、「一般スポーツ用品」がランニングシューズを中心に堅調な推移だったが、暖冬による天候不順の影響を受け、冬物衣料や雑貨が苦戦した。ゴルフ用品はクラブの新モデルの投入、暖冬によるプレーシーズンの延長がプラスに働いた。スキー・スノーボード用品は暖冬の影響が大きく、2ケタ減と厳しい商況だった。アウトドア用品は明や春商戦やタウンユースの商材が貢献した。

期中の出店は「ヒマラヤ」が7店(退店1)、「ビーアンドディー」が1店(退店2)。トータルでは5増えている。また、期中に発生した熊本地震で被災した休業中の2店舗の特別損失2億100万円を計上した影響で、四半期利益が損失に転じた。

通期は増収減益の見通し。計画値は修正していない。店頭売りを回復させ、粗利の確保を推し進めることが重要な課題だと思われる。