エスエスケイ、ベースボール 2021年春夏展
グラブを再強化
update: 2020/07/08
エスエスケイは2021年春夏シーズンのベースボールにおいて、主力用具の1つグラブの立て直しを進める。アパレルでは、新しいアイテムの追加や春夏を意識したクーリング商材を投入する。スパイクシューズでは、インソールの提案も拡充する。
来期は2019年度並みを目指す
今期(2020年7月期)はコロナ禍の影響を受けて、前年比を下回る見通しだ。特にチームビジネスが活発化する春先を中心に、部活動が自粛された影響が大きかった。大会が軒並みキャンセルされ、追加品がメーンとなったようだ。来期(2021年7月期)は前期(2019年7月期)並みの売上水準に戻す計画である。
2021年シーズンにおいて、主力のグラブを再強化する。硬式、軟式共々、内野手用・外野手用といったポジション別のグラブを企画した。各ポジションに適したグラブを求める顧客ニーズを意識した。型付けせずにすぐ使用できる軟式グラブ「スーパーソフト」シリーズが強化商材だ。
昇華ユニフォームが好調だったアパレルビジネスでは、今秋をめどにオーダーシステムのリニューアルを計画している。バーチャル画面と実際のユニフォームの乖離を極力抑え、リアルなシミュレーションシステムに改める。そのほかアパレルでは、個性的なデザインの練習着を企画したほか、夏場のシーンを念頭に置き“接触冷感”機能を持たせたアンダーウエアを提案する。
スパイクシューズでは、インソールブランド「BMZ®」と共同開発した野球用のインソールを開発。「立方骨」という足の骨をサポートすることで“アーチ”(つちふまず)の形成を促し、足指のグリップ力や重心の安定性をもたらす機能性を発揮する。シリアス層を中心に拡販を進める。