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ゴールドウイン、アスレチックブランド 2019年春夏展

update: 2018/08/21

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「スピード」──来春、五輪モデルを公表予定

「スピード」。 トレーニングを意識した「Get FIT」

「スピード」。
トレーニングを意識した「Get FIT」

スイムウエアの「スピード」は19年春夏シーズンにおいて、105%の販売計画を立てている。水着を軸に、異なるシーンで着用する周辺アイテムも充実させて、増収を目指す。競技用水着では新たに、高強度ナイロン素材「コーデュラ」を採用した布帛水着を開発した。耐久性に優れるほか、伸縮性や柔らかさ、平滑性を持つ。そのほかスイマーの水周りで着るウエアにも、「コーデュラ」を採用した。なお、東京五輪モデルは来春に公表する計画。

また、フィットネスシーンのウエアを「Speedo FIT」のラインへ統合した。新しいフィットネススイムの確立を目指す。トレーニングを意識した「Get FIT」と、女性を中心に提案するリラックス時の水着やウエア群「Stay FIT」で構成する。家族や友達と寛ぐシーン向けに「The Sun People」を企画した。水着が主体ではなく、機能性のあるウエア類も取り揃える。

「カンタベリー」。 ラグビーW杯を契機に飛躍を目指す (写真はライフスタイルライン)

「カンタベリー」。
ラグビーW杯を契機に飛躍を目指す
(写真はライフスタイルライン)

「カンタベリー」は19年春夏シーズンにおいて、150%の販売計画を立てている。来年、日本で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の相乗効果を見込んだ目標数値だ。日本代表ユニフォームを提供する同ブランドが飛躍する、千載一遇のチャンスである。W杯関連のライセンスウエアなどを製作し、ファン層の拡大を図る。ラグビーシーンで醸成した認知度やブランド価値を活用し、売り上げの半分を占める汎用性の高い「ライフスタイル」への流入を増やしたいところだ。

「C3fit」は19年春夏シーズンにおいて、2ケタ増の販売計画を立てている。リカバリーウエア「Re‐Pose」(リポーズ)を新たに企画した。機能糸「光電子」を採用し、体温を一定に保つ機能性を付加した。ラグビー日本代表選手にも提供する。また今回初めて、シーズン特化型モデル「Impact Breeze Tights」(インパクト・ブリーズ・タイツ)を企画・販売する。サポート力と軽量性に加え、夏場に必要な通気性や速乾性を持たせた。