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ゼット、「コンバース」 2018年秋冬展
トレンドの変化もカギに

update: 2018/03/06

汎用性を意識したウエア

汎用性を意識したウエア

ゼットのバスケットボール向け競技ウエアブランド「コンバース」の2018年秋冬シーズンは、引き続きチームビジネスに加えて、“パーソナル”需要の取り込みに力を入れる。上期(4-9月)は大型店のアパレルビジネスが伸びるなどし、健闘した。

重要度増す、パーソナルユース

チームビジネスは、シェア獲得競争の面が色濃い。単純に、前年比を超えるというビジネスが難しいカテゴリーである。むしろ重要な点は、市場のシェアを落とさないという点だと考えられる。

レディスなど、 新しいニーズの掘り起こしを進める

レディスなど、
新しいニーズの掘り起こしを進める

パーソナルユースでは、ファッションに関連する“トレンド”の変化が、デザイン面にも影響を与えていると分析している。前から指摘されていることだが、やはり“タウンユース”を意識したデザイン性を盛り込んだ商材が、指示を集めているようだ。

特に、レディスプレーヤー向けでは、ファッションを基軸にするトレンドを意識したデザインが重要になってきた。「コンバース」ブランドの業績推移は堅調な推移だというが、楽観的な姿勢は、微塵も感じられない。

重点ビジネスであるチームを主体に、ビジネスの業容拡大を図っている。新しい販路開拓としては、2018年春から、女子プレーヤーを意識したファッションテイストの商材を投入する計画がある。競技を主体にした、新しい需要の開拓が期待できる。