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グリップインターナショナル
「J.リンドバーグ」 2017年秋冬展
創業者が復帰、原点回帰の年に位置付け

update: 2017/01/25

原点回帰を期する 「J.リンドバーグ」

原点回帰を期する
「J.リンドバーグ」

グリップインターナショナル(神戸)が手掛けるゴルフウエアブランド「J.リンドバーグ」の2017年秋冬シーズン。原点に立ち戻り再度、ブランドの世界観を重視した店頭発信および商品企画を強化する。

トータルなライフスタイルブランドを目指す

同ブランドの創業者、ヨハン・リンドバーグ氏がクリエイティブ・ディレクターとして復帰し、2017年は原点回帰の年に位置付けて再度、世界観の構築と発信に重点を置く。17年春夏から、直営店においてブランドイメージの発信を重視する。創業者をはじめ本国・スウェーデン社の意図を汲み取ったリブランディングで、トータルなライフスタイルブランドを目指すという。

冬場の主力になりつつある 薄手ダウンのアウター

冬場の主力になりつつある
薄手ダウンのアウター

1996年に立ち上げられた同ブランド。20周年の節目にも当たることもあり、リブランディングを決めた。日本やアジア・欧米のスポーツシーンにおいて、主力はゴルフ(契約プロも存在)だが、アジアなどではスキー関連の需要もある。今春辺りからアジアビジネスも拡大し始めるが、軸足はライフスタイルの広がりがあるアウトドアではなくゴルフに置く。今回のリブランディングでは、07-08年ごろのデザインに立ち戻っている。16年秋冬からデザインチームが替わり、今春から徐々に新しいブランドイメージが発信されるようになる。

国内の卸ビジネスはアカウント数が約1.5倍に増加した。ゴルフチャネルが中心で、トレンドのカジュアル色が強いブランドから、シンプルな同ブランドへの移行もあるようだ。新しい商材の1つがエントリーラインで、ポロシャツを主体に平均単価を2,000-3,000円下げたアイテム群。裾野を広げる狙いがあり、新規店や地方店への浸透を想定している。また別途、高感度セレクトショップにもアプローチする。

17年秋冬シーズン(9-11月)では、ブルー、ブラック、ネイビーをベースにシャツやベストなどアウターをキーアイテムに据える。直営では9-10月のポロシャツ比率が高まっている。また、冬場のアウターは薄手のダウンが主力になりつつある。ライセンス品=アクセサリー類も充実しつつある。キャディーバッグやレッグウオーマー、小物類などで、全体の約30%(直営では40%)を占めるようになってきた。