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帝人フロンティア、2023年秋冬シーズン スポーツ素材展
環境配慮型スパン調ポリエステル素材「ポリリズム®」を開発

update: 2022/06/13

環境配慮型のスパン調ポリエステル素材 「ポリリズム®」を提案(画像は過去の展示会より)

環境配慮型のスパン調ポリエステル素材
「ポリリズム®」を提案(画像は過去の展示会より)

帝人フロンティアは2023年秋冬シーズンのスポーツ素材展において、環境配慮型スパン調ポリエステルの新素材「POLYRHYTHM®」(ポリリズム)を開発、提案した。スポーツで培った機能性を活かし、綿商品が採用されている日常シーンの市場開拓を目指す。

カジュアルなど綿商品マーケットを意識

スポーツ市場においてカジュアルテイストの製品が求められるようになった傾向を踏まえ、スパン調の新しい素材を開発、提案した。キーワードは「高密度、コンパクト、度詰め、高シルエット、ピーチタッチ」。機能素材のノウハウを活かし、より天然素材に近い風合いのテキスタイルを開発した。

「ポリリズム®」の開発では、高収縮性を持ちソフトで嵩高な風合いの加工糸を目指した。異なる収縮性を持つ二種類の糸を“芯鞘”構造にし、高い度詰めの質感を持つ素材を実現した。芯糸には高い収縮性を持つリサイクル原料を採用、鞘糸にはソフトな風合いの低収縮糸を使用している。

機能面では、速乾性や耐久性、防風性に優れる。スポーツ市場では、国内外のアウトドアやアスレチック系アパレル向けに展開する計画だ。また、ユニフォームやカジュアル分野への拡販も視野に入れている。