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ミズノのワーキングビジネス
2021年度は売上高100億円を目指す

update: 2020/07/20

ミズノはワーキングビジネスで 2021年度に売上高100億円を目指す

ミズノはワーキングビジネスで
2021年度に売上高100億円を目指す

ミズノは重点強化分野の1つ、ワーキングビジネスにおいて、2021年度(2022年3月期)の売上高を100億円にまで拡大する。今期(2020年度)からは医療や介護、福祉、製造業のワーキングビジネスにも本格参入し、売上増を目指す。

新規分野の開拓で急成長を目指す

同社は2019年度に「ワークビジネス事業部」を新設し、ワーキング関連分野の開拓をさらに加速させている。昨今、企業において「従業員等の健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に実施する“健康経営”が注目されて」いると分析。スポーツ用品の開発ノウハウを活かした機能性や安全性を付加した製品を提供し、新しい市場開拓を進める。

矢野経済研究所の資料によると、企業ユニフォーム市場はここ数年、増加傾向にあるという。2018年度は約2,850億円、2020年度は約2,980億円の規模で、来年度は3,000億円の大台に乗る見通しだ。

ミズノ、ワーキングビジネスの推移(表1)

ミズノ、ワーキングビジネスの推移(表1)

ミズノのワーキングビジネスは堅調な成長を続けている。2017年度に約30億円だった売り上げは、2年後の2019年度には50億円を超える規模まで拡大した(別表を参照)。今期、来期においては倍増近い伸びを計画している。

ワーキングウエアやシューズには、同社が得意とする機能性を盛り込める利点がある。機動性や快適性、安全性などの機能性は、スポーツアパレルやシューズで培ったノウハウを活用できるまたとない要素だ。