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アシックス、自社直営店の売上推移を開示

update: 2020/06/09

アシックスが6月5日、自社直営店の年内(2020年度)の売上推移を開示した。過日、公表した第1四半期決算の補足資料に基づく内容で、原則本年度中、2週間ごとに開示する方針だ。コロナ禍の中、自社の直営店の最新状況をステークホルダーに対し、把握してもらう目的があるようだ。

日本、欧州、中国が復調傾向

日本におけるWeek22週までの直営推移(表1)

日本におけるWeek22週までの直営推移(表1)

今回開示したのは自社の直営店の売上推移(アシックス、オニツカタイガー、アシックスウォーキング、ホグロフス)で、ホールセール(卸)やECの売り上げは含んでいない。日本をはじめ、米国、欧州、中国の各地域の数値を開示した。

第1四半期決算の開示段階では、「Week19」(5月4-10日)までの数値を発表していた。今回は5月31日までの推移である。

中国におけるWeek22週までの直営推移(表2)

中国におけるWeek22週までの直営推移(表2)

「日本」は、緊急事態宣言の解除により順次営業が再開されており、回復の兆しがみられるという。昨年度の推移には届いていないが、Week20辺りから売り上げが回復してきている(表1を参照)。

「米国」は全店舗が臨時休業中で、売り上げはない。「欧州」は順次、営業を再開しており、売り上げが回復途上にある。Week22(5月25-31日)終了時でほぼ前年の50%減の推移だ。最も回復スピードが速いのは「中国」で、Week19以降はほぼ前年同期比をクリアしている(表2を参照)。