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ミズノ、「ボッチャ」競技のプレー機器「CYBER BOCCIA LITE」の普及を強化中──スポーツに触れる機会を増やす目的

update: 2024/06/24

「ボッチャ」を手軽に楽しめる プレー機器「CYBER BOCCIA LITE」

「ボッチャ」を手軽に楽しめる
プレー機器「CYBER BOCCIA LITE」

ミズノがスポーツ競技「ボッチャ」を手軽に楽しめるプレー機器「CYBER BOCCIA LITE」(サイバーボッチャライト)の販売、普及を強化している。スポーツに触れる機会を増やす目的があり、幅広い年齢層のエンドユーザーが対象だ。

スポーツのすそ野を広げる狙い

このビジネスは、ミズノのスポーツ施設サービス事業部が手掛けている。2024年4月時点で、同社が扱う施設管理事業は179物件、1,258施設にまで拡大している。この「CYBER BOCCIA LITE」は、スポーツのすそ野を広げる目的で、販売、普及に力をいれている途上だ。

「ボッチャ」は障害者スポーツの1つで、目標の「ジャック」と呼ばれる白い球に自チームの球をより近づけられた方が勝つというルール。赤と青の2チームに分かれ、決められた場所からジャックへ球を投げて、その距離を競う。近年はパラリンピックの正式競技として注目が高まっている。

「ボッチャ」で使用する球。 白い球が“ジャック”と呼ぶ的

「ボッチャ」で使用する球。
白い球が“ジャック”と呼ぶ的

投げた球とジャックとの距離を短時間で正確に割り出すシステムをボッチャに融合させた「CYBER BOCCIA」(サイバーボッチャ)を株式会社ワントゥーテンが開発。誰でも気軽に「ボッチャ」をプレーできる点が大きなメリットだ。昨秋にはさらに簡易化し、価格も抑えた新機種「CYBER BOCCIA LITE」を考案し、ミズノと共同で販売をスタートさせていた。

「CYBER BOCCIA LITE」は従来モデル(700万円)より価格を400万円まで抑えることができた。すでに東京・渋谷区への導入が決まっているほか、複数の自治体などから問い合わせが集まっているという。スポーツ施設の管理・運営ビジネスを手掛けているミズノが仲介し、ワントゥーテンが販売する。