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デサント「バボラ」2012年秋冬
レディスがけん引し増収に

update: 2012/02/23

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デサントのテニスウエアブランド「バボラ」の2011年度第3四半期(4-12月)は前年同期比108%(対予算比では98%)と堅調だった。主にレディスアイテムが貢献した。通期では予算比をクリアし、前年比増で着地する見通しだ。

ブランドをけん引するレディスライ

ブランドをけん引するレディスライ

ブランド全体の売り上げで60%(12年春夏)を占めるレディス商材がけん引役になった。テニスマーケットにおける「バボラ」のシェアも高まった。コア層に当たる20-30代の社会人女性や50代以上でプレー頻度の高い男性ユーザーなどが市場を支えている。「バボラ」は女性プレーヤーから多くの支持を得ているようだ。

2012年秋冬では先シーズンに引き続いてSKU(最少管理単位)を絞り込み、提案商品を明確化する。11年秋冬で144型だったが、12年秋冬では129型に絞り込んだ。品番数は減らさず、カラーバリエーションやサイズ展開を減らした。12年秋冬で増やした商材は3つ。自社で横断展開する秋冬機能素材「ヒートナビ」の商材、冬のプラクティス関連商材、新アイテムのボンディングウエアだ。上代設定は「ヒートナビ」採用品番が高くなるため、全体で105%と上昇した。既存品については据え置いている。

「ヒートナビ」はウインドブレーカーなどのアウターやパンツで採用した。テニスでは従来、裏地がメッシュのものが多かったが、中綿や裏起毛のものも増えている。「ヒートナビ」はこうしたトレンド変化にも適している。学生層でもこうしたニーズが増えているという。冬のプラクティス関連商材は「ヒートナビ」採用アイテムやフード付きのアウターなど品揃えの幅を広げた。ボンディングウエアは表と裏のポリエステルニットの間に防水透湿フィルムを挟んだ3層構造の生地を使用した。耐水圧は1万mm。ウインドアップの防風性とトラックニットのストレッチ性を兼ね備えている。このストレッチ性により、シルエットは細身に仕上がった。

このほか、試合中に使用するアイウエア(サングラス)に新モデルを追加した。イタリアのインテルカスト・ヨーロッパ社製の高機能レンズ「NXTセミソフトレンズ」を採用した。同素材は米国陸軍にも採用されており、軽量でひずみが少ない。従来品より10%ほど軽量化に成功した。上代価格は1万8800円(税抜き)。一般女性のサングラス使用率が高まっているため、こうした女性プレーヤーを中心に買われているとみられる。