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ゴールドウイン「エレッセ」、ウインザーとの協業ショップ
「ellesse tennis club with windsor racket shop」
女性客中心に支持集める

update: 2015/06/16

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「ellesse tennis club with windsor racket shop」。 競技とライフスタイルが 融合している

「ellesse tennis club with windsor racket shop」。
競技とライフスタイルが
融合している

今年4月21日にグランドオープンしたテニス専門店の新業態「ellesse tennis club with windsor racket shop」(エレッセテニスクラブwithウインザーラケットショップ)。ゴールドウインの「エレッセ」ブランドが、テニス専門店のウインザー商事と協業した新業態店舗だ。競技系スポーツ商材とライフスタイル系商材を融合させた新しいショップである。オープンから1カ月余が経過し、女性を中心としたテニス愛好者層から着実に支持を集めている。

新しい顧客の流れを作る

女性客を中心に好調な小物、雑貨類

女性客を中心に好調な小物、雑貨類

同ショップは郊外型ショッピングセンターの代表格「玉川髙島屋S・C」(東京都世田谷区玉川)の南館5階に出店している。可処分所得の高い住民が多く、また近隣にはテニスコートなどスポーツ施設が充実しているため、テニス愛好家も少なくないという。スポーツライフスタイルと競技性を一体化した新しい業態を、今まで出店していなかった立地で試みることになった。

南館と連絡している本館のタカシマヤ5階には、子供関連売り場がある。また、同店がある南館5階の端には、子供関連書籍が充実した書店がある。「ellesse tennis club with windsor racket shop」はちょうどその間に位置しているため、週末を中心に親子連れの回遊も多いという。当初、想定していた顧客層は30-50代のテニス愛好家だったが、ふたを開けてみると多少、客層は異なっているようだ。

約60%が女性客で、40-50代の来店が最も多い。しかし、10代の学生テニスプレーヤー層も一定数いるらしく、ウインザーの部分がこうした競技者層を取り込んでいるようだ。メンズは20%と少な目。メーンは女性層である。同フロアには「パーリーゲイツ」「ビームスゴルフ」「グローブ ウォーカー/サタディ・イン・ザ・パーク」「アニマ」などのゴルフウエア関連、フィットネス関連のテナントが集積しているが、そうしたフロア環境も影響しているとみられる。ちなみに「グローブ ウォーカー/サタディ・イン・ザ・パーク」はゴールドウインが展開する新業態である。