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阪急百貨店うめだ本店
新生「イングス」がグランドオープン

update: 2012/11/26

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アウトドアのコーナー。 木調の統一イメージで売り場を構築する

アウトドアのコーナー。
木調の統一イメージで売り場を構築する

阪急百貨店うめだ本店8階に11月21日、スポーツファッション売り場「イングス」がオープンした。別棟だったスポーツ館の「イングス館」を移転・全面リニューアルした売り場で、阪急百貨店が得意にするファッションと、スポーツの融合を試みている。

コーナーと編集売り場で構成

南側部分、フィットネスの区画

南側部分、フィットネスの区画

「イングス館」時代は種目やテーマ別に多層階で展開していたが、新生「イングス」は1フロア展開に編集し直された。南側半分はフィットネス・ウオーキング・ランニングの各商材が展開。フィットネス売り場は「ナイキ」「アディダス」「プーマ」「ダンスキン」「ミズノ」といったメーカーのコーナーを主体に構成する。ウオーキング・ランニングはブランドミックス型の編集。床や什器は白が基調で、従来の百貨店スポーツ売り場を髣髴とさせる。

北側半分はアウトドア・ゴルフ・スポーツカジュアルファッションで構成。壁面を中心にブランドのコーナー展開を基本にするが、白基調の南側と異なり一転して煉瓦と木目調のショップデザインで売り場を統一した。ブランド表記も控えめにし、編集型売り場の色合いを濃くした仕上がりだ。

ウオーキングゾーン。中央に試履きのスペースを設けた

ウオーキングゾーン。中央に試履きのスペースを設けた

アウトドアは「ザ・ノース・フェイス」「エーグル」「SORA」「フォックスファイヤー」「フェールラーベン」など、既存ショップを軸に新規ブランドも導入した。ゴルフは「ポールスチュアートスポーツ」「フュージョン」といった新規ショップのほか、「ダンスウィズドラゴン」「アディダスゴルフ」「23区スポーツ」など既存ブランドで売り場を構成する。スポーツカジュアルファッションは「EA7」「プーマブラック」「オニツカタイガー」「RLX」などがコーナー展開。隣接するメンズ洋品売り場をつなぐ区画には、「サイコバニー」「カンタベリ」「ビクトリノックス」「アンタイトルスポーツ」などが位置を占めている。

コーナー展開でブランド色を出しているフィットネス

コーナー展開でブランド色を出しているフィットネス

南側は百貨店の既存顧客を強く意識した区画、北側は新規の若い世代のユーザーを念頭に置いた売り場作りという印象が強い。