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アシックスジャパン、関西初の子供靴の直営店を「グランフロント大阪」にオープン

update: 2020/10/05

関西初出店の子供靴の直営店 「ASICS KIDS グランフロント大阪」

関西初出店の子供靴の直営店
「ASICS KIDS グランフロント大阪」

アシックスジャパンが10月2日、関西初の子供靴の直営店を「グランフロント大阪」(大阪市北区)にオープンした。東京・銀座店、北千住店に続き3店目。子供靴ブランド「SUKU2」に特化した専門店に位置付ける。

関西商圏の開拓の足掛かりに

「ASICS KIDS グランフロント大阪」(アシックスキッズ)は、JR大阪駅と連絡する複合商業施設「グランフロント大阪」の南館5階に店舗を構える。周辺にはアウトドアやスポーツ関連のショップが集積している一角だ。

店舗面積は約48.96㎡(約14.8坪)。同社の子供靴ブランド「SUKU2」(スクスク)を扱う。同商圏内(梅田地区)に卸形態の売り場が存在することもあり、住み分けできるよう工夫した品揃えだが、基本的にフルラインナップ。“ファーストシューズ”から22cmまでのサイズを展開する。シーズンの新作のほか、子供服メーカーの「ファミリア」やアニメキャラクター「ディズニー」との協業商品も取り揃える。

他社との協業シューズも取り揃える (写真は「ファミリア」との協業商品)

他社との協業シューズも取り揃える
(写真は「ファミリア」との協業商品)

出店のきっかけは、グランフロント大阪からの要請。加えて、「SUKU2」ブランドがメーンターゲットにするファミリーが多く訪れる客層という点も後押しになった。梅田地区は再開発により、新興の住宅が増加しており、いわゆるニューファミリーといわれる層の居住も増えている背景がある。

「SUKU2」ブランドは1997年の冬から立ち上げた。2019年度(2019年12月期)は109%と堅調な推移だった。特に銀座店が130%強と好調だった。今期(2020年度)はコロナ禍で苦戦傾向だと言うが、ECの売り上げは伸びている。また、顧客を持つ北千住店は前年比を維持している。

今後の出店計画は、「グランフロント大阪店の成功がカギを握る」(アシックスジャパン、谷口晃 ウォーキング事業部リテールマーケティング部西日本直営チーム マネジャー)。東京の2店舗の成功に続き、関西1号店でも結果を出す計画。今回の新店舗を足掛かりに、関西商圏の開拓をさらに推し進める。