TOP > 店頭レポート > 大阪・梅田の複合商業施設「リンクスウ...

大阪・梅田の複合商業施設「リンクスウメダ」
複数のスポーツ関連ショップが新規出店

update: 2019/11/22

1ページ2ページ次のページへ >
「Mt.石井スポーツ」。 コーナー展開する「ザ・ノース・フェイス」

「Mt.石井スポーツ」。
コーナー展開する「ザ・ノース・フェイス」

大阪・梅田に11月16日、グランドオープンした複合商業施設の「リンクスウメダ」。ファッションや雑貨、飲食など幅広いテナントが出店する中、スポーツ関連ショップも複数、新規出店している。主なショップをまとめた。

梅田商圏で差別化できる商材を模索

「リンクスウメダ」を開発したヨドバシホールディングスの担当者は、「他施設との差別化策として、今までなかった業態を導入した」と説明する。その1つが、スポーツ関連の新業態である。特に「アウトドア関連は相当な品揃えだと思う。ほとんどの商品が揃うと思う」と自信をのぞかせる。

「Mt.石井スポーツ」のスキーコーナー。 梅田地区最大級の品揃え

「Mt.石井スポーツ」のスキーコーナー。
梅田地区最大級の品揃え

規模が最も大きいショップは、今年4月にグループ化した石井スポーツの「Mt.石井スポーツ」。売り場面積が1,200坪という規模感が特徴だ。アウトドアを基軸に、キャンプ、アパレル、用品類を取り揃えるほか、スキー板やブーツのコーナーも充実させた。市場規模は全盛時のおよそ10分の1に縮小したと言われるスキーマーケットだが、同店のコーナーは梅田地区で最大級の品揃えになる。

そのほか「Mt.石井スポーツ」では、「ザ・ノース・フェイス」や「アークテリクス」など、7つのアウトドア関連ブランドのコーナーショップを導入している。アパレル商材を主体にした「バートン」も初出店した。

新規出店した 「アートスポーツ」

新規出店した
「アートスポーツ」

同じく同グループの「アートスポーツ」も初出店している。店舗面積は150坪で、東京・上野の本店(1フロア130坪の2層構造)と比べても遜色がない規模感だ。ランニングを基軸にした品揃えだが、同店が出店する2階フロアにファッション系テナントが多いことを考慮し、タウンユースを意識した。デザイン性の高い「ホカ」「オン」といったブランドのほか、スイムやフィットネス関連の商材も取り揃えている。

新たに若い層を開拓する 「アートスポーツ」

新たに若い層を開拓する
「アートスポーツ」


また5階フロアには、キッズとベビーを対象にした新業態も出店。「足育をキーワード」(若林水 店長)に、ファミリー層の取り込みも狙う。従来の顧客層は40代がメーンだというが、「リンクスウメダ」では「20-30代の若く新しい客層を開拓する」(若林店長)計画だ。