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ミズノ、松下真也 取締役 ゴルフ事業、広報宣伝担当
「オンリーワンの製品開発が必要」

update: 2014/01/06

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「オンリーワンの製品を作るべき」と語る 松下真也取締役

「オンリーワンの製品を作るべき」と語る
松下真也取締役

ミズノの主力事業の1つであるゴルフビジネスは、上期の国内売上が前年同期比103%と堅調な推移で、通期でも同様の水準で着地する見通しだ。強みにするアイアンを主体にしたカスタムフィッティングクラブが浸透し、独自性を発揮できたことがプラスに働いている。1月24日からは、50-60代のゴルファーへ向けた新クラブ「ミズノ JPX EⅢ(ジェイピーエックスイースリー)」を市場投入し、新しい顧客層の取り込みに力を入れようとしている。2014年シーズンは何を強化して業容拡大を目指すのか。同社のゴルフ事業を統括する松下真也取締役に話を聞いた。

「フィッティングクラブには伸び代がある」

50-60代ゴルファーへ向けた 「ミズノ JPX EⅢ」シリーズ。 写真はドライバー

50-60代ゴルファーへ向けた
「ミズノ JPX EⅢ」シリーズ。
写真はドライバー

ミズノが展開する主力ゴルフブランドは「MP」と「JPX」。アイアンで強みを発揮している「MP」と、アベレージゴルファーを中心に展開する「JPX」の2ブランド体制を採る。これまでは「MP」を中心にアイアン主体のカスタムフィッティングの強化・拡大に力を入れてきた。

「フィッティングクラブを強化し始めて7年が経ちますが、最近ようやく市場で認知されるようになってきたと感じています。市場はブランド競合が激しく、さらに値引き競争も収まっていない。しかもゴルファーの新規参入が増えていないという三重苦の状態。強みをさらに強くすることが最優先事項でした。まず、アイアンが主体になりますが――フィッティングクラブを強化する道を選びました」

上期の国内ゴルフ事業は前述の通り103%と堅調だったが、対計画値では93%と下回っている。売り上げは拡大基調にあるが、慎重な姿勢は崩していない。フィッティングクラブ市場の伸び代はまだまだあると分析する。

「フィッティングクラブ市場を当社だけで形成することは難しい。むしろ同業他社にも追随して欲しい。その中で当社のクラブが頭一つ抜け出せる状態にあることが理想です。この市場はまだまだ伸び代がある。今はまだ接客する技術者の“勘”や“感覚”に頼っていることが多い。また、フィッティングクラブは上級者向けのものというイメージも強い」

「現在、各ゴルファーのスイングの特性を数値化する当社のスイング計測機器の普及に力を入れています。初心者の方にも、このフィッティングシステムをお勧めしたい。数値化すれば接客の時にも分かりやすいし納得してもらえる。時間をかけずに接客できる仕組みを小売店へ広めたいと考えています」