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ミズノ 取締役 七條毅氏
(グローバルアパレルプロダクト本部担当)

生産拠点を東南アジアへ

update: 2013/08/12

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新興市場ではロシアに注力

ウエスタンワールドで力を入れようとしているのがロシアだ。バレーボールのナショナルチームをサポートしているが、サッカーの人口が160万人に対し、バレーボールの人口も150万人と市場規模は小さくない。まずはバレーボールをフックにする。

「ロシアではバレーボールシューズとチームウエア、マルチトレーニングウエアをロシアの市場にマッチするデザインで企画し、ソチ五輪を1つの契機に拡販しようと考えています。また、ブラジルは昨対比1.5倍くらいの売上推移で進んでおり、成長著しい。中国に比べるとスポーツ市場が確立されており、カジュアルとスポーツの線引きが明確なので比較的、スポーツを切り口にした提案がやりやすい。北米はランニング、バレーボールが好調。欧州もランニングが好調です」

「シンガポールと香港で今秋から『ブレスサーモ エブリ』が店頭に並びます。現地で、『ブレスサーモ』の特長である発熱して温度が高くなるということを訴えられるようになりました」

略歴
七條毅(しちじょう・たけし)氏 1961年生まれ。84年3月。ミズノ入社。2005年3月、アスレティック事業部マーケティング部長。10年3月アパレル企画生産本部本部長。12年3月、グローバルアパレルプロダクト本部本部長。12年6月から現職。