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デサント 代表取締役社長 石本雅敏 氏
「再度、強みのスポーツアパレルを強化する」

update: 2013/07/22

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デサント、石本雅敏代表取締役社長

デサント、石本雅敏代表取締役社長

今年6月の株主総会を経て、正式にデサントの代表取締役社長に就任した石本雅敏氏。今期(2014年3月期)から始まった新しい中期経営計画「Compass 2015」(最終年度は2016年3月期)を達成するべく、陣頭指揮を執る。3年後に連結売上高1,200億円、営業利益80億円、当期純利益50億円という過去最高の業績を目指している。重要な中計初年度に臨む心構えや取り組み課題について、石本新社長に聞いた。

新中計の狙いは真のグローバル化

新中計では商品・販売・リソース(経営資源)・プロモーションなど複数の分野でグローバル化を進めることが基本方針だ。そのためにスポーツアパレルをコア・コンピタンス(核になるもの、得意分野)に据え、ブランドでは「デサント」を、地域ではアジアを最優先して強化する。

「新中計ではより海外の売上比率が高まる(13年3月期連結実績で39%。16年3月期は51%の計画)ので、会社全体がそれに耐えられるようにならなくてはいけません。意識の面、インフラの面など様々な面で本当にグローバルな会社になっていかなければならない。それを実現するための新しい中期計画です」

「事業領域別ではアスレチックが『デサント』ブランドを中心に売上増の中核を担います。2番目には『ルコックスポルティフ』でこれもアスレ。したがって成長エンジンはアスレになる。グローバルで伸ばしていけるブランドは『デサント』です。その展開分野や世界観は残念ながらまだ限定されているので、グローバルで通用するカテゴリーにおいて改めて『デサント』ブランドで開拓していきます」