PUMA、2024年12月期 第1四半期──経費増もあり、減収減益に
update: 2024/05/10
PUMAの2024年12月期第1四半期(1-3月)連結決算は減収減益となった。売上総利益率(粗利率)は回付したが、販管費の増加により、利益が減少した。全地域で売り上げが減少したほか、主力のシューズ類も低調な推移だった。
主力のシューズが低調、アパレルも伸び悩む
連結の売上収益は、21億200万ユーロ(約3,426億2,600万円、1ユーロ=163円で換算)、3.9%減の減収。粗利率は47.5%(1.0ポイント増)と回復した。営業利益(EBIT=利払前税引前利益)は1億5,900万ユーロ(約259億1,700万円、同)、9.4%減と減益に至った。
税引前利益(EBT)は1億3,200万ユーロ(約215億1,600万円、同)、21.2%減の減益。四半期利益は8,700万ユーロ(約141億8,100万円、同)、25.5%減となった(表1を参照)。
地域別の売上収益は、「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が8億5,500万ユーロ(約1,393億6,500万円、同)、3.2%減と伸び悩んだ。「Americas」(米州)は7億9,000万ユーロ(約1,287億7,000万円、同)、4.6%減。日本を含む「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)は4億5,600万ユーロ(約743億2,800万円、同)、4.1%減と苦戦した(表2を参照)。
商品別の売上収益は、主力の「Footwear」(フットウエア)が11億8,100万ユーロ(約1,925億300万円、同)、2.4%減と苦戦。もう1つの柱「Apparel」(アパレル)も、6億800万ユーロ(約991億400万円、同)、6.1%減と低調な推移だった。