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アシックス、2022年12月期 第3四半期
2ケタの増収、利益はほぼ前年同期比並みに

update: 2022/12/07

アシックス、2022年12月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

アシックス、2022年12月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

アシックスの2022年12月期第3四半期(1-9月)連結決算は、2ケタの増収を達成した。主力のランニング、欧米や中華圏が健闘した。利益面は、コスト増の影響を抑え、ほぼ前年同期比並みで着地した。

主力のランニング、欧米や中華圏が健闘

連結売上高は3,630億6,800万円(12.7%増)と2ケタの増収だった。売上総利益率(粗利率)は50.0%(0.1ポイント減)でほぼ前年同期比並みだった。販管費率は40.1%(1.1ポイント増)と上昇した。

利益面は、コスト増の影響を抑えられたため、営業利益が360億5,100万円(0.7%増)とほぼ前年同期比並みだった。経常利益は342億1,900万円(4.1%減)。前年の特別損失の計上が無くなったため、四半期利益は232億4,500万円(21.9%増)とプラスに転じた。

アシックス、2022年12月期 第3四半期 カテゴリー別・地域別売上高(表2)

アシックス、2022年12月期
第3四半期 カテゴリー別・地域別売上高(表2)

商品カテゴリー別の売上高は、主力の「パフォーマンスランニング」が1,972億円(17.8%増)とけん引役になった。全カテゴリーで増収を達成した。地域別の売上高は、「欧州」が1,024億円(12.7%増)と好調な推移だった。「北米」「中華圏」も2ケタの伸び。「オセアニア」「東南・南アジア」が急成長している(表2を参照)。

通期見通しは、ランニングなど競技系カテゴリーの好調を受けて上方修正している。連結売上高4,800億円(200億円増)、営業利益340億円(70億円増)、経常利益320億円(60億円増)、当期純利益210億円(30億円増)の計画だ。