TOP > 展示会レポート > 旭化成せんい 機能素材展「LIVE GEAR」...

旭化成せんい 機能素材展「LIVE GEAR」2016年春夏シーズン

update: 2014/12/03

1ページ2ページ次のページへ >
「即・乾 Dry」の新素材 「SUREDRY®即乾」

「即・乾 Dry」の新素材
「SUREDRY®即乾」

旭化成せんいが2016年春夏シーズン向けの機能素材展「LIVE GEAR」を開催した。「即・乾 Dry」「軽・涼 Comfort」「快・伸 Flex」「防・耐 Protect」の4つの切り口で、機能性素材を提案した。

「即・乾 Dry」では「SUREDRY®即乾」が新登場

「即・乾 Dry」のカテゴリーでは、超速乾素材「SUREDRY®即乾」(シュアドライ)が新登場した。吸水速乾素材「SUREDRY®」の新素材だ。ポリエステル100%のニット素材で、従来品では素材内の残留水分率が10%を切るまでの時間が55分だったが、この新素材では40分に短縮された。水分=汗を速やかに生地へ拡散させる機能に優れるため、汗冷えの軽減にもつながるという。

「IMPACT®」素材を使用したウエア展示

「IMPACT®」素材を使用したウエア展示

「軽・涼 Comfort」では、「Moistex®Peuarl」(モイステックス ピュアール)が新たに登場した。「Moistex®」シリーズの新素材で、同社の独自素材、再生セルロース繊維キュプラ「ベンベルグ」のスパンでポリエステルのスパンをカバーした複合糸を使用している。優れた吸放湿性を併せ持ち、より衣服内が蒸れにくくなる。軽量織物生地「IMPACT®」(インパクト)では、新素材「IMPACT®HD」を開発した。ポリカーボネート系ポリウレタンで表面をコーティングしている。従来のシレ加工と比べ、耐摩耗強度が約2倍に向上した。

「快・伸 Flex」では、疲労軽減を助ける編み素材「ELACTION®PRO」(エラクションPRO)において、ナイロン素材を使った生地を提案した。ポリエステルより風合いや発色、接触冷感性に優れる。