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ピン ゴルフジャパン アパレル2014年秋冬シーズン
シリアスゴルファーに照準

update: 2014/01/30

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耐水圧1万mmの「ウオータープルーフ エコシェルジャケット」は撥水・透湿・ベンチレーション機能を持つ。上代価格は4万2,000円(本体価格)とやや高価だが、機能性は申し分ない。「ハイブリッドダウンジャケット」はアームホールや肘・下腹部パーツに「ポーラテック」の防水・通気性素材を使い、動きやすさの向上を図った。上代価格は4万5,000円(同)。メリノウールを使用したポロシャツは2タイプ6型を企画した。上代価格は1万5,000円(同)と百貨店ゴルフ売り場と同等の設定だ。ボタンダウンのデザインで、着心地と機能性を重視した。ポリエステル素材を使用した従来型のポロも展開する。上代価格は8,500円と9,000円(同)の2タイプ。

ボトムスは、「ウオータープルーフ エコシェルジャケット」と同じ素材を使ったパンツが3万5,000円(同)。「ハイブリッドダウンジャケット」と同じ素材を使ったパンツが3万8,000円(同)。

プロショップ中心に30-40店舗でスタート

雑貨類も企画。 必要なアイテムに絞り込んだ

雑貨類も企画。
必要なアイテムに絞り込んだ

展示会では、商品企画がコアなゴルファーに支持されるプロショップを中心に好評を得た。初シーズンはこうしたプロショップを中心に30-40店舗で販売をスタートする見込みだという。急速な売上規模の拡大は考えておらず、商品コンセプトや販売手法に共感してもらえる小売店を着実に増やしていく計画だ。

ウエア担当者は、「シンプルで機能的なデザインが、団塊ジュニアなど新たな顧客の掘り起しを考えている小売店に評価された」と分析している。「機能的で、耐久性と汎用性に優れた良質なゴルフウエアを提供するという戦略」を立てている同社。シーズンをまたいで継続品番を展開するなど、従来の日本市場ではマイナーな販売手法を採るため、リスクが伴うのは事実だが、またその姿勢に共鳴する小売店が存在するのも事実だ。

「展示会では、小売店などが既定路線の踏襲や前年実績ベースの“対処療法”では対応が困難な情勢にあると危機感を持っていることが分かった。業界を上げて新しいことにチャレンジする時期に差し掛かっている」(ウエア担当者)と語る。

展示会開催は1月31日まで。2月末までは同社のアパレル ディビジョンにおいて小売店からの発注を受け付けているという。