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機能訓練特化型デイサービス施設「Tryus」2号店を開業

update: 2015/05/22

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地域に適した測定プログラムを提供

「早く首都圏へも展開したい」 と抱負を語る尾山基社長

「早く首都圏へも展開したい」
と抱負を語る尾山基社長

同社では、「デュアルスパーク」という独自のプログラムを提供している。各人の体力に合わせた運動内容で、「立つ・歩く・転ばない」という自立した生活を目指す。おのおの、なりたい自分を想像して目標を設定。その目標実現のためのプログラムを立案・実行する。各人に適したプログラムのため、「楽しく、自発的に取り組むことができる」(土方 ジャパン社社長)点がメリットだ。

「Tryus西宮」の主な利用者は70-80代(全体の86%)で、一部60代も訪れている。「要支援1-2」程度の軽度の利用者が全体の66%を占めている。3カ月間のプログラムの実施により、約60%の利用者の歩く速度が速くなり、約80%の筋肉量が増加するという明確な成果が表れた。

「Tryus芦屋」では、ロッククライミングのメッカという地域性を意識、クライミングウオール(壁)を模したトレーニング施設を考案した。壁面にランダムに設置された“取っ手”につかまりながら、通常のクライミングのように縦ではなく“横”に移動する運動施設だ。今後も「各立地、各施設に適した新しい試みを提案したい」(土方 ジャパン社社長)という。

年内に関西圏へ3施設を開設し、計5施設規模に拡大する計画。本社のお膝元・阪神間地域で早期にビジネスモデルを構築し、関東など全国展開につなげる構えだ。「スポーツから派生した健康事業だ。運動機能を高め、健康寿命を延ばすビジネスを、早く首都圏にも展開したい」(尾山 社長)と意気込みを語った。