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ミズノ スポーツ施設運営事業が拡大

update: 2015/05/08

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ミズノが手掛ける公共のスポーツ施設運営の受託事業が順調に拡大している。2013年度の売上高は100億円規模だったが、2016年度には130億円規模まで増加する見通しだ。国内売上比率の約20%を占めるまでになり、徐々に柱事業の1つに育ちつつある。

今期は130億円の計画、722施設の運営を受託

同社の施設運営事業は、直営のスポーツジムであるミズノウエルネスが1989年にスタートした。その後、公共のスポーツ施設の運営も受託するようになった。スポーツ選手を起用したイベントや運動プログラムの開発などが評価され、過去5年間で施設数が倍増している。

今期は全国で140の契約、722の施設を運営する。2015年度に新規で運営を受託する施設は12カ所。体育館や公営プール、緑地公園など様々な形態が含まれる。施設運営では、「機会」「場」「サービス」の3つの観点から、独自のノウハウを活用して、運動プログラムの提供や施設の維持・管理を行う。

施設事業に携わるスタッフには1級建築士など専門知識を持った人材を配置。体育器具やトレーニング機器のメンテナンスは、100%子会社のセノーと連携して行っている。全国で公共スポーツ施設は5万カ所を超えると言われている。地域におけるスポーツコミュニティーを形成することが主な目的だ。