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三菱レイヨン・テキスタイル
グループ力生かし、差別化素材を模索中

update: 2015/03/09

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原料の開発力が強みに

今秋以降、スポーツ市場は好転すると分析する

今秋以降、スポーツ市場は好転すると分析する

同社は三菱ケミカルホールディングスのグループ企業。同グループでは原料の樹脂を扱っている企業もあるため、様々な可能性を持った機能素材を開発できる余地、可能性がある。「原料を持っていることは強みだ」(深尾裕治 機能素材販売部 担当部長 機能テキスタイルグループ グループリーダー)という。

アセテート系の新素材「FVY」を現在、スポーツウエアへ向けて提案・検証している。吸水拡散機能に優れ、染色堅牢度も高い。汗を多くかく競技系ウエアなどへの採用例が期待されている。

現在、スポーツシーンで重要な素材、ポリエステルを軸に、ほかの新しい素材を開発、掛け合わせて、他社との差別化を模索している。今秋に開催する素材展へ向けて、新しい素材の開発も進んでいるという。