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エスエスケイ 「ジェーンスタイル」
今秋は2ケタ増で推移

update: 2014/12/25

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着用シーンにも広がり

「ジェーンスタイル」。 フルレングスのスパッツも健闘

「ジェーンスタイル」。
フルレングスのスパッツも健闘

売れ筋の傾向は、ボトムスでは10分丈(フルレングス)のモデルが良く売れているそうだ。水陸両用のスパッツタイプで、軽運動シーンに最適。スポーツブラも同様に水陸両用モデルの反応が良いという。日本製ということもセールスポイントになっている。

提案シーンは「健康美」をアピールできる切り口。競技色が強いものではなく、美容と健康がキーワードになる。過日、京セラドーム大阪で開催のスノーボード即売会にスポーツブラを出展したところ、女性来場者からの反応があった。特にヨガやフィットネス愛好者からの関心が高かった。現在は非競技シーンを中心に展開するが、競技を意識した新しい着用シーンの提案にも取り組んでいる。あるGMSが夏場の浴衣の下着としてスポーツブラを扱う計画もあるという。

15年春夏シーズンの強化ポイントは、ブランドイメージを従来の「しなやかで力強い本来のものに戻すこと。2月1日から“勝ちブラ”のイメージをリニューアルする」(エスエスケイ ウィメンズチーム、前田理子 係長)。商品面では、部活動向けのスポーツブラ「パワーフィットブラ」(2,900円)を発売。従来、同社が特にする競技者向けの市場開拓も進める。

課題は「通年展開を確実にするための秋冬商材の強化」(前田係長)。メーンのブラをさらに拡大し、安定した基盤を構築するとともに、秋冬ではボトムスなど新しい商材の拡販にも力を入れる。「スポーツブラは女性スタッフにしか売れない商材。もっと独自性を出していきたい」(同)という。