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ブリヂストンスポーツ
ゴルフ用品の新ブランド「BRIDGESTONE GOLF」がデビュー
幅広いゴルファーが対象

update: 2014/07/29

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そのほか、ドライバーには、既存ブランドの「GR」などにも採用されている「パワースリット」を搭載。ボールのインパクト時にクラウン部分がたわむことで、フェースの反発力を高め、飛距離の向上につながる。また、ソールのヒールとセンターには、取り外しが可能なウエート(おもり)を用意。プレーヤーの弾道に応じて、クラブ重心を調整することができる。

「BRIDGESTONE GOLF」。 ハイブリッドの「J15HY」

「BRIDGESTONE GOLF」。
ハイブリッドの「J15HY」

フェアウェイウッドは“反発力”に特化した。フェース中央の「スコアライン」を廃し、極限まで薄くして反発力を高めた。ユーティリティークラブもフェアウェイウッドと同様の発想。反発力に特化したモデルで、フェースデザインも素材も同じだ。グローバル展開を意識して、「ユーティリティー」ではなく海外で主に使われている「ハイブリッド」という名を冠した。アイアンは3タイプ――従来のキャビテー型「CB」、中空構造にした「DF」(ドライビング・フォージド)、安定性を求めるためラバー素材を搭載した「DPF」(デュアル・ポケット・フォージド)。一押しは「DF」で、従来型のデザインで高機能性を発揮する点が特長。従来の軟鉄鍛造アイアンと比較して、飛距離性能が向上しているという。「市場にないカテゴリーのアイアン」(開発担当者)だという。

ボール「B330」シリーズはヘッドスピードとプレースタイルに合わせ、4つのタイプを開発した。飛距離を効率良く伸ばすための新しい技術として、「ハイドロコア」を開発。全モデルに採用されている素材で、製造段階で水を加える手法により、中心から外側へ向けて徐々に硬くなっている。コアの硬度にグラデーションがある。外側は固く、インパクト時に高反発を生み、柔らかい内側はスピン量を抑えて飛距離の向上に寄与する。

そのほか、11月発売予定のレディスモデルも開発した。限定生産で、プレー志向のレディスゴルファーに提案する。同ブランドのアパレルはメンズのみの展開。プレー志向の機能性ウエアをはじめ、カジュアルテイストのアイテムも企画した。

主なアイテムの上代価格は、ドライバーが6万3,000-8万円、フェアウェイウッドが3万2,000-4万9,000円、ハイブリッドが2万6,000-2万6,000円、アイアン(6本セット)は「CB」が10万8,000円、「DF」が11万4,000円、「DPF」が10万8,000-12万円(本体価格。搭載するシャフトにより価格が変わる)。