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アシックス
吸湿発熱アパレル「モーションサーモ」を展開

update: 2013/10/31

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「ブレスサーモ」対策、店頭で映像説明

ネックウオーマー。 アクセサリー類も展開

ネックウオーマー。
アクセサリー類も展開

国内市場で展開する上で、やはり意識するのはミズノの「ブレスサーモ」だ。スポーツマーケットにおいて吸湿発熱機能商材を浸透させた先駆ブランドで、12年秋冬シーズンも約120億円(115%)と好調だった。

「吸湿発熱機能だけでは(同様の商材があふれている市場では)差別化、独自性が発揮できない。キュプラを使い、汗をかいても肌離れがいい、快適性に優れている着心地感を一番のセールスポイントにしたい。店頭に機器を置いて説明映像を流し、ユーザー認知を高めようと考えている」(寺野主査)。

「モーションサーモ」シリーズはトレーニングシーンを想定しており、特定の種目には偏っていない。「ブレスサーモ」のように汎用ニーズの可能性も視野に入れているが、当面はスポーツシーンが中心になる。展開店舗はスポーツ専門店が主体で、主要店は100店以上。こうしたキーになる店舗で前述の店頭映像を流す予定だ。上代価格はインナーが3,000円、トップスが4,900−8,900円、ボトムスが5,300−7,900円(いずれも税抜き)。

14年シーズン以降はほかのアイテムや種目へも、「モーションサーモ」シリーズを拡大していく計画だ。取扱店舗も拡大していく見通しだ。